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洲本オリオンでの思い出

  • 執筆者の写真: Iori Imai
    Iori Imai
  • 2018年5月17日
  • 読了時間: 2分

淡路島唯一の映画館「洲本オリオン」

僕が幼かった35年程前は2館あり洲本オリオンは洋画を上映する映画館だった。

映画を観たい僕は、スーパーのレジに置いてある映画の割引き券をもらって来てそっと家の玄関に置いておく。 

すると日曜日に父親が家から30分車を走らせ、洲本オリオンに連れて行ってくれた。

まぁ父親も映画が大好きなのだが。

洲本オリオンの近くには、自転車業を営む父方の祖父の店があり、

映画を観た後は、じいちゃんからお菓子とジュースが貰えるという子供にとっては至福の時間だった。 

さて、思春期になると話しが変わって来る。 

中学生になっても親父に映画館に連れてもらっていた。


当時、淡路島のバス運賃は非常に高くバスの往復代と映画チケット代で5千円は超えたのだ。 

とても中学生に払える額ではない。

僕が中学3年生の時、洲本オリオンでジェラシックパークが上映された。

当時リアルに動く恐竜が話題になり一大ブームとなった作品だ。

当然、親父と見に行く事になった。 映画館の座席に座ると、前の列に同じ部活の5人程の女子達が座っていた。 

この時、親と一緒じゃなく自分達で映画館に来てるってカッコいいと思った。

映画が始まった。

迫力ある恐竜のリアルな動きに興奮した。 

そして、1番興奮していたのは親父だった。 

 スクリーンでは、主人公達が暴れ狂う恐竜から逃げている。

死にものぐるいで建物の屋根裏に逃げ、恐竜には届かない場所に隠れた主人公達は安堵を見せる、

その瞬間、真下から口を大きく広げた恐竜が主人公達を襲うのだ。

その時、ウチの親父は 「ギャー」と叫ぶ。

部活の女子達が一斉に後ろを向く。 

僕は下を向く。 

そこからジェラシックパークの内容は覚えていない。 

翌日の部活で軽く話題になる。 

思春期のハートはボロボロになったのである。 

それがあって父親には映画は一人で見ると宣言した・・・

ものの小遣いでは行けずにその後も親父と一緒に行く事になるのだ

・・・が席は隣ではなく親父とはだいぶ離れた所で見る事になった。

私にとって洲本オリオンは チョイ親離れの場所であった。 

そんな思い出詰まった洲本オリオンで自分の映画「ろまんちっくろーど~金木義男の優雅な人生~」を上映していただくのだ。

こんな嬉しい事はない。

是非とも来てください‼︎ そしてあなただけの思い出を洲本オリオンで作ってください!

6月2日(土)3日(日) 18時30分から 無料です‼︎

2017年に淡路島の南あわじ市の春祭りをドキュメンタリー映画にした

「我ら島の祭人2017~福良男児の心意気~」も同時上映‼︎

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