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  • 執筆者の写真Iori Imai

映画「ろまんちっくろーど~金木義男の優雅な人生~」感想まとめ③

映画「ろまんちっくろーど~金木義男の優雅な人生~」感想まとめ 【2014年8月19日から20日分】

吉津 紀美さん 本日も観てきました。 初日に観た時も思ったのですが、音楽が絶妙のタイミングで入ってくるのです。 それと 今井監督のツッコミも、グッドタイミング! そして、泣けました…。 若林康人さん ぐっときたぁ!もっともっと話が聞きたくなる。 具体とか、微妙に知っている世界。よく通る大阪の街で、それぞれがなんか考えて生きていて、いろいろあるんやけど、生きていくんや。ええもん観れた。 観てみたらええ。 @ObscureFilmさん 映画「ろまんちっくろーど〜金木義男の優雅な人生〜」よかった。 山下 啓介さん もう久しぶりに映画館で笑いました。 肩震わせながら。 会場も失笑まじりでみなさん楽しんでいました。 でもロマンを追う心、人生を楽しむ気持ち、街で見かけたら変なおっちゃんにしか見えないけど、その生活と想いを追いかける映像で色んな元気をもらいました。 時光陸さん(俳優) 映画館で肩震わせて笑ったのは初めてでした。 山本 淳夫さん(横尾忠則現代美術館 学芸課長) ドキュメンタリー映画は、ツボにはまるとえらいことになります。これまでは森達也監督の「A」がマイベストだったのですが、この映画はそれに勝るとも劣らない。ただシリアスな「A」に対して、「ろまんちっくろーど」はほんまにおなかがよじれるほど笑えます。 主人公の金木義男さんは、リヤカーに自著『宇宙人のツッコミ』を積み、日本橋電気街を自ら行商する名物おじさん。同書はべたべたの関西弁で書かれているのですが、実は「宇宙的な視点から見たらあらゆる人間の行いは無価値であり、そこに気付けば人類が抱える問題はすべて解決するはず」という、極めて直球かつシリアスな哲学が根底にあります。 一部の美術関係者にとって、金木さんは「具体美術協会」の周辺にいた作家として知られています。なかでも、作品《見せヘン》(1956年)はもはや伝説。絵を描いたキャンバスにベニヤ板を打ち付け、金釘流で「見せヘン」と大書した作品は、第9回芦屋市展に応募して落選した、とされています。当方の調査では、たしか美術協会代表の吉原治良がトイレで席を外している間に落選にされてしまい、あまりに惜しく思った吉原が図版を機関誌『具体』に掲載した、と記憶しています。かくして、一度も展示されたことがないにも関わらず、作品のイメージだけが世界中を一人歩きすることとなりました。 金木さんが作品をつくっていたのはほんの数年で、しばらくぶりに再会した村上三郎に向かって、「なんや三ちゃん、まだ美術みたいなもんやってんのかいな。しょーもな」と、喝破したとか(恐ろしい…)。 芦屋市立美術博物館に勤めていた時、金木さんの自宅を探し当ててインタビューしたことがあります。まさにこの映画のとおり、キラキラした眼が印象的で、『ソフィーの世界を読んで(エッセイでっせい)』とかいう自筆原稿のコピーをいただきました(この件は映画の中でも触れられていて、金木さんに“勘の悪い学芸員”みたいにいわれているのは私です(-。-;))。実は、この原稿こそ、『宇宙人のツッコミ』のプロトタイプなのでした。 ともかく、本当にいい映画だと思うので、素直に多くの方に観て欲しいな、と思う次第です。長文失礼しました…

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