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  • 執筆者の写真Iori Imai

苦手だったプロモーションムービー制作が好きになるまで

更新日:2023年7月24日

プロモーションムービーと言えば皆さんはどのようなモノを浮かべるだろう。

テレビCM、YouTubeに流れてくる企業CM、企業・自治体等のHPにある動画、 今、スマホを開けば山ほどプロモーションビデオが溢れている。

で・・・私と言えばそういったプロモーションムービー制作には縁が無く コロナ禍前までバラエティー番組やニュースなどで商売させていただいておりました。

ところがコロナがはじまりさぁ大変、 番組という番組が予算や感染対策の関係からあっという間に無くなった。 私は殆どの仕事を失った。 途方に暮れていると、ありがたいことに企業や自治体のプロモーションムービーの仕事をいただく事になった。 藁をもすがる気持ちで引き受けた。 「生きねば!」である。 番組制作を何十年もやっていればできるだろうと吞気に構えていたが、作り方が全く違った。

同じ運転手といっても、タクシー運転手とトラック運転手が違うように全く世界が違ったのである。 番組の場合は視聴者の心を動かす、笑わせる、泣いていただくと、 エンターテインメントをすれば良いのであるが(これはこれで大変だけど好き)。 プロモーションムービーの場合、自治体・企業の都合諸々あるが、 ・そもそも担当者が何をやりたいか殆ど分かっていない ・鶴の一言でそれまでの内容がひっくり変える ・代理店が適当 ・過度な期待(バズらしたい)など、 ほとんどが初めての経験でストレスが溜まる一方であった。 もちろん仲良く制作させていただいて、良いプロモーションができたのもあるが、 7割が修正に修正を重ねなんとか形にしたものばかりである。 番組よりは予算はあるが、もうお金なんかいらんわと思うほど追い詰められた。 私は「ムービー」は作れても「プロモーション」が良くわかっていなかったのである。 なんやねんペルソナターゲットってというぐらい無知であったし クライアントワークというのを殆ど行ってこなかったのだ。 いや、ほとんどのクリエイターと呼ばれている人はクライアントワークをしている。 友人のデザイナーに「君は羨ましい、映画を撮って、番組作り」をしている。 何が羨ましいのか正直よくわからなかった。 なぜなら、その友人はええ家に住んでええ車乗ってるので、羨ましいと思っていた。 違うのだ、友人はクライアントワークで血の吐く様な想いをして ええ家に住んで、ええ車に乗っているのである。 大したものだ。


「俺はクライアントワークができない」

心を許した友人にそう漏らすようになった。 YouTubeで偉いお坊さんの話を何度も聞いていた。 仕事に関しては2年程暗い気持ちで暮らした。 40を超えたオッサンは完全に挫折をしていた。

そんな時である!


非常にお世話になった先生が困っていた

ホストファミリー不足問題が発生していた

その先生は毎年、地域の人と外国人留学生が国際交流をする事業を開催している。 しかしコロナ禍により過去2年間開催中止となっていた。 ようやく今年開催という時に、過去2年間で人の繋がりが薄くなった事や、感染の恐れが理由となり、 外国人留学生の住宅や食事などの世話をするホストファミリーが不足していたのだ。 どれだけ不足していたかというと、40人の外国人留学生に対して20人しかホストファミリーしか決まっていなかったのだ。 更に、外国人留学生が来るまでの時間が1か月しか無かった。

与えられたミッションは ・1か月で20人のホストファミリーを集めなければいけない ・ホストファミリーは開催場所の吹田市かその周辺に限定される ・1週間、外国人留学生を世話できる人 ・ボランティアなので食費や運賃を惜しみなく出せる裕福な人 ・外国に関心がある人 これムズない? 僕の知り合いでホストファミリー経験のある方にも相談したが結局ダメだった。 先生は話してくれた。 ホストファミリーになるということは外国人の家族が一人増えるという事 外国人留学生と別れる最後の日はお互い涙を流すほど親密になれるという事 自分が外国行った時に、お世話した留学生に助けてもらえる話など 先生の熱くて優しい想いをガッツリと聞いた。 でも直ぐにはどうしたらいいかわからなかった。 しばらくして、ふとある事を思い出した。

僕は2016年に先生からの依頼で撮影した、国際交流事業の映像を持っていたのだ!

ハードディスクを探し出し映像を見ると、外国人留学生と地域ボランティアの人達が元気で明るく楽しそうにしていた。 「これだ!この映像を短く編集してプロモーションムービーを作ろう!」 先生に連絡してプロモーションムービーを作る承諾をいただき 二日間かけて、「ホストファミリー募集」のプロモーションムービーを作った。

でも上記の条件を満たす人なんかいるのだろうか? なんせ分母が小さすぎる。 結果・・・なんと不足していた20人のホストファミリーが1週間程で集まったのである!

SNSにバズりはしなかったが、国際交流や英語に興味のある人に届いたのである。

ホストファミリーが集まらずに元気の無かった先生が僕の作ったムービーを見て元気を取り戻し ムービーをSNSの国際交流に関連のあるコミュニティで投稿しまくったのも功を奏した。

プロモーションビデオに苦手意識があったが、先生にめちゃくちゃ感謝させて嬉しかった。 先生が困っていなかったら僕は延々にプロモーションビデオから逃げていただろう。

この2年間に、プロモーションについてソリューション、ペルソナやらターゲットやら知ったけど根本的には、困ってたらなんとかしたいというのが大切なんじゃないだろうか。 あれだけ嫌だったプロモーションムービー制作だったけど プロモーションに困っている人がいたら協力したい気持ちが芽生えた。

【先生の為に作ったプロモーションムービー】

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